去る者追わず!来る者拒まず!!来られた方には誠心誠意ベストを尽くす!こもれび魂です!!!
昨日、5年間「サービス付き高齢者向け住宅こもれび」に入居されていた、90歳の女性が退居されました。「特別養護老人ホーム」へ入所されました。この女性は、「こもれび」が開設して2ヶ月目に入居されました。「こもれび」とともに同じ歴史を共有してきました。この女性は、要介護5で、認知症(アルツハイマー)を発病して15年が経過していました。発語がなく、言葉も理解できません。「こもれび」に入居されるまでに数箇所の介護施設を経験されていました。「こもれび」に来られた時は、鉄仮面のように無表情でした。食事の際も気の向かない時は、口を絶対に開けませんでした。「デイサービスこもれび」と連携をして、サービスを実施しました。食事介助の際、できるだけ話しかけ歌も唄いました。介助者はできるだけこの女性と気を一致させます。波長を同調させます。阿吽の呼吸のごとく呼吸を合わせます。いわゆる呼吸力です。そこには安心感が生まれます。今では頻繁に笑顔を見ることができました。食事介助もスムーズに行うことができるようになりました。もう一つこの女性には絶対にオムツをしないことをきめました。オムツの生活になることが、高齢者を身体的に精神的にも廃用性による衰えを増すことになるからです。この女性は、便意も尿意もありませんでした。それでも最後まで排泄はトイレでしていただきました。「こもれび」におられる間は、人としての尊厳を守ることができたかなと思っています。5年間、勉強になりました。ありがとうございました。