認知症高齢者の問題行動には! 対応よりも理由!! 4つの引き出しで「理由」を探せ!!!
先日、ペ・ホスさんの「認知症の人への対応を考える」と題したオンラインセミナーを受講しました。テーマは、「突然、怒り出す人には何が起きているのか?」でした。まず、コミュニケーション過程を3つに分解していました。まず、①受け取るです。「見る、聞く、におう、触れる、等」です。②は、反応・触発が起きるです。「喜・怒・哀・楽、 理解、解釈、判断、配慮、等」です。③は表出するです。「言葉、行動、表情、等」です。コミュニケーションは「あり方」で変わってきます。「あり方」が「行動」「結果」を左右します。「あり方」は「問い」に反映されます。「問い」によって行き先が変わってきます。「あり方」によって、突然怒り出す認知症の人に、どう対応したら良いのかと考える介護者と、その認知症の人に何が起きているのかと考える介護者に分かれます。「理由を探る認知症ケア」です。問題行動のある認知症の方を介護する時、「何がその人に影響しているか?」を常に考えておくことが大切です。その際、4つの引き出しが重要な役割を果たします。①身体的要因(発熱、寝不足、空腹、便秘、薬の副作用、等々)、②心理的要因(寂しい、悔しい、怒り、不安、嬉しい、悲しい、等々)、③環境的要因(気温、明るさ、音、色、景色、一緒にいる人、等々)、④個人的要因(生活歴、習慣、好み、性格、趣味、特技、等々)です。 (所在地:愛媛県西条市小松町大頭甲118-2、デイサービス)