高齢者福祉の未来を憂う!! 外国人労働者の必要性!

最近、「未来の年表」(講談社現代新書)という名の新書本を読みました。「人口減少日本でこれから起きること」が副題としてありました。2016年出生数が100万人を切った。2020年女性の2人に1人が50歳以上になる。2024年3人に1人が65歳以上の超高齢者大国になる。2026年認知症患者が700万人規模になる。2027年輸血用血液が不足する。等々の内容でかなり衝撃的でした。(興味のある方はぜひご一読を)そして日本の喫緊の課題として次の4点を挙げていました。1つ目は出生数の減少。2つ目は高齢者の激増。3つ目は勤労世代(20~60歳)の激減に伴う社会の支え手の不足。そして4つ目は、これらが互いに絡み合って起こる人口減少と言うことでした。2021年団塊ジュニアが50代に突入する頃には介護離職が大量発生すると言われてます。理由は介護サービスの縮小により育児と介護のダブルケアに襲われるということでした。介護事業をされている方々から最近よく耳にする言葉があります。「職員が集まらない。」以前は、世の中の景気が悪くなれば介護事業に人が集まっていました。今は景気が悪くなっても介護事業になかなか職員は集まりません。そろそろ勤労者人口の減少がその姿を現し始めたのかもしれません。今日の愛媛新聞(平成29年8月14日付)に今治明徳短期大学福祉コースに3人の中国留学生が入学したとの記事が掲載されていました。2016年11月に外国人の在留資格に「介護」が追加されました。出身国に関係なく日本の介護現場で働くことが可能になりました。介護現場において、外国人労働者を必要としている時代がもうそこまで来ているのかもしれません。そして日本の介護事業は、将来外国人労働者にも依存しなければ存続することができなくなることも既定の事実だと思います。そのようなことを思い考えていた時に合同会社「SOCIO(ソシオ)」の関係者の方とご縁を持つ機会に恵まれました。ソシオは、介護事業を営んでいる方々の役に立ちたいという想いから、3人の志のある人たちが立ち上げた会社です。合同会社にしたのは、3人が自由に意見を出し合えるようにとの思いからだそうです。3人は本当の意味での「同志」だと思います。ソシオの方々によりソシオとは別組織となりますが、この度「えひめ介護人材サポート協同組合」という団体が創設されました。これから組合員になられた介護事業者の方々のために、できる限りのサポートをしようという組織です。ただ、メインはやはり介護事業に特化した外国人労働者の受入れ及び紹介事業です。そこには当然、外国人労働者の教育と人権擁護も含まれています。現在、世界中(特に先進国)が外国人労働者の獲得に奔走しています。日本においても、都市部の動きが大変活発になっているという情報を耳にします。このような状況の中、外国人労働者の良い人材を確保するためには、誰かができるだけ早く行動を起こし、外国人労働者の送り出し機関の方々に対し誠実な態度で接することが大切だと思います。そして、そのことにより信用を得ることが必要だと思います。もうすでに、良い人材の確保がかなり困難になってきたとの情報も聞こえてきます。明日の西条市の、東予地区の、愛媛県の、四国の福祉を考えた時、今、誰かが動き、誰かが汗を流す必要があると思っています。私は小欲を捨て、大欲を持って「えひめ介護人材サポート協同組合」にできるだけの応援をして行きたいと思っています。

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