高齢者のリハビリとは! 施設リハビリは、介護者全員でやるもの!! 基本は「移乗」にあり!!!
10月25日、今日、「デイサービスこもれび」で月例の「生活リハビリ研修」を実施しました。今回は久しぶりに対面研修となりました。京都の与謝野町から生活リハビリの達人「松本健史先生」に来ていただきました。やはり生の研修の方が得るものが多いように思われます。午前中は、問題のある利用者様の「機能訓練」の方法を一人一人教えていただきました。午後からは、その方々のリハビリの方法等につき講義を受け話し合いをしました。その後、ケアの核心部分とも言える「移乗」についてお話を聞きました。椅子から車椅子等に移る時、介助者は「前方介助」がほとんどです。前から利用者様を抱え直線的に移動させるというやり方です。いわゆる力技です。介助者が力技を終えた後、手を叩きながら「以上」と叫ぶ姿が目に浮かびます。これでは利用者様の残存機能の維持・向上につながりません。移乗の際、「後方介助」を行うことが重要だと言われていました。この際、大切なのは「イジヨウ」だと教えていただきました。「イ」椅子から立ち上がる。前傾姿勢と足を引くことを忘れないように。「ジ」立った状態を保つ。「ヨ」横に移動する。「ゥ」後ろにゆっくり座る。この動きをゆっくり大切に行うことが大切だと言われていました。この移乗介助が「自立支援」や「残像機能の維持・向上」等々に役立つとも教えていただきました。介護・ケアは「他力から自力」へ考え方を変えなければと思っています。