地響きとともに竜が雨雲を引き裂きました。「道前太鼓」の皆様ありがとうございました

一年を二十四の季節で分ける二十四節気では、6月21日から15日間「夏至」になります。「短夜」という季語からも分かる通り、1年のうちで最も昼間の長い日が続きます。ただ、「冬至」は昼間の短さがはっきり分かります。それに比べ「夏至」の日の長さは感じにくいように思われます。これは「梅雨」が影響していると言われています。「梅雨空」が昼間の明るさを遮っているからです。「梅雨」はしとしとと雨の降る日が続き、気分が滅入る季節です。先日、梅雨入りが宣言されました。これから1か月余り気が沈み、心の晴れない日が続きます。そんな憂鬱さが「デイサービスこもれび」を覆っていました。6月23日、金曜日、「デイサービスこもれび」の上空にある雨雲を引き裂くごとく、水の神である「竜」が天に駆け上がりました。その地響きとともに今年も「道前太鼓」の皆様が慰問に来てくれました。大地を揺るがすような響きを持つ大太鼓は「邪気」を追い払い、優雅な音を放っている小さな太鼓は間違いなく「福」を呼んでくれていました。リズミカルな鐘の音が私たちの心を高揚させ、まろやかな笛の音が私たちの気持ちに静けさと落ち着きを与えてくれました。「南京玉すだれ」は昨年より確実に上達していました。1時間余りがあっという間に過ぎ去りました。本当に充実したプログラムでした。余談ですが、太鼓を叩く姿をご覧ください。力が抜け綺麗な立ち姿です。体全体の力が太鼓の「ばち」に集中しているはずです。次に両足を開いて鐘を叩いています。中心線がしっかりしています。これは両股関節に体重がしっかり乗っている証拠です。最後に片足で立っています。居着いていません。無重力状態です。直ぐに次の動きができます。門外漢の私が拝見しても本当にすばらしい身のこなしでした。利用者の方々も大変満足されていました。「道前太鼓」の皆様ありがとうございました。

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