ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)、介護者に最も必要なもの!!!

「デイサービスこもれび」では、朝一番で二十四節気の本等を使用して、時の感覚を研ぎ澄まして頂いています。新聞等を利用して社会の動きも知っていただいています。お話の理解のできない重度の認知症の方には、真剣に話している私の熱気を感じて頂いています。その後、呼吸体操と気功体操的要素を入れた武術体操を実施しています。目的は、体を緩めて血行を良くすることと、自律神経を整えることの2点です。心身の健康にとって最も大切なものだと思っています。今日、私が話と呼吸体操等を終えると、最近デイサービスを利用されだした要支援(障害が軽い)の男性が拍手をしてくれました。私は「ありがとうございます。」と言いながらお辞儀をしました。ただ、私はいつも意識の60%は一緒に体操をすることのできない最重度の認知症の方に向けています。認知症のあまりない方には、わかりやすく理路整然とした説明をします。言葉でわかる方、バーバルコミュニケーション(言語的コミュニケーション)が通じる方は、ある意味容易です。介護者としての技術もあまり必要としません。問題は言葉の分からない重度の認知症の方々です。私は言葉でコミュニケーションが取れない、しかも一緒に体操をすることができない利用者様には、私自身の体操の動きに対し脱力の徹底を図り、自然と調和したものにすることで安心感と癒やしのあるものにしたいと常に意識しています。言葉を理解できない重度の認知症の方々等とのコミュニケーションのとり方の困難さをいつも実感しています。ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)が取れだしたときに、介護を行う者として初めて一人前になれたかなと思っています。

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