「生活リハビリ」の達人から指導していただきました!私、本物志向、上から目線です!!!
昨日(5月26日)、「生活リハビリテーション」のコンサルタント契約を締結している、京都府与謝野町在住の「松本健史先生」が来所されました。松本先生は「生活機能訓練」の著書を5冊ほど出され、「生活の中での機能訓練」を推進されています。毎月1回程度来ていただいているので、利用者様も「ちょっと見てもらいたいんじゃけど。」と言われる方が増えてきました。機能訓練指導員に個別に利用者様ごとに最良の機能訓練を指導していただいています。しかし、私が一番に力を入れているのは、職員全員が「デイサービスにおける機能訓練」を考え、実践できるようになる。そのための意識改革です。10(能力)×1人(職員数)=10(成果)、3(能力)×10人(職員数)=30(成果)、成果を、職員全員の掛け算にする。そのために職員全員が切磋琢磨する。そして協力し合う。それが本物のチームワークだと思います。私は、仲良しクラブのように職員が無目的にただワイワイと言ってるのが、チームワークとは思っていません。少なくとも本物ではありません。昨日、松本先生は奥様といっしょに来られました。お二人とも理学療法士です。ご両人とも物腰の柔らかな方です。ただ、武道・武術経験の長い私は本質を見逃しません。「闘志」という視点に焦点を合わせると、松本先生は「陰」、奥様は「陽」でした。どちらが良い、悪いといった低レベルの価値判断ではありません。私は現象面の価値判断をすることより、できるだけ物事の本質を見て知ろうという努力をしています。本質を知る能力の養成、言葉にすると難解ですが「相手の立場に立ち物事を考える」これだけでかなり見えてきます。これができだした職員さんには、もう少しレベルの高い「本質を知る能力」を養成するような試みを行っています。昨日、松本先生が言われました。「声にならない声を聞くことことが大切ですよ。そのためには、空気を読む、気配を知ることが必要です。」私も同感です。「デイサービスこもれび」の職員さんにいつも言っていることは、「重度の認知症の方や、あまり自己主張をしない方の声を聞くことが大切ですよ。声なき声を聞くことができだした人が、腕の良い、本物の介護職員ですよ。」厳密に言うと、声なき声を聞こうと努力し始めた時に本物になっています。本質を知るための感性ができています。長くなりました。昨日、松本先生から学んだことがたくさんありますが、次回に報告いたします。松本先生並びに奥様、昨日はありがとうございました。勉強になりました。