たかが呼称、されど呼称、呼称と人権意識!!

介護施設で時々見かけることがあります。職員が、重度の認知症の方や仲の良い利用者様に対して、誰々ちゃんと「ちゃん」付けで呼ぶことです。「デイサービスこもれび」においても開設当初は、稀に「ちゃん」付けで呼ぶことがあったように記憶しています。

たしかに場合によっては、「ちゃん」付けで呼んだ方が親しみがあるようにも思えます。甘えの関係が大切な時もあります。しかし介護は、私たちの仕事です。私たちは介護の「プロ」です。甘えの関係を排して、甘えることのできる環境を職員が作る。情を持ちにくい時でも、情があるような振る舞いができる。そして、その偽物の情が、本物の情よりも遙に安心感を持ってもらえるような状況にすることができる。これが本物のプロの介護者だと思います。このようなプロの集団の中でのみ初めて理(常識)が通ります。

「デイサービスこもれび」では、職員間においても「ちゃん」付けで呼ぶことを禁止しています。人形を本当の自分の子供のように思っている重度の認知症の利用者様に対しても「ちゃん」付けで呼ぶようなことは、決していたしません。

先日、外部の方から次のように言ってもらえました。「こもれびの利用者さんが、デイサービスこもれびは、どんな重い認知症の人でも子ども扱いしないんよ。と言っていましたよ。」この言葉を聞いた時、私は心の底から感激しました。「こもれびの職員」は本当の優しさを持った「理」で利用者様に接してくれているんだと思いました。

利用者様の人権を守っていくことは容易ではありません。「春風を以て他人に接し、秋霜を以て自らを慎む」自分に厳しくなければ、高齢者の方々の人権は守れないと思っています。「デイサービスこもれび」は、高齢者の方々の人権を守る真の福祉を追求して行きたいと真摯に思っています。

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