暑中見舞い(入道雲への憧れと羨望)

季節は大暑になりました。1年の中で最も暑い季節になりました。土用のウナギ、風鈴、花火と風物詩が目白押しです。暑中見舞いを出すのもこの時期です。あと2週間もすると、暦の上ではもう秋です。立秋となります。立秋を過ぎると暑中見舞いではなく、残暑見舞いとなります。今、暑中見舞いを書いています。「デイサービスこもれび」の暑中見舞いの葉書は、「口と足で描く芸術家」の皆さんの作品を使用しています。稚拙な字ですが、私が心を込めて1枚1枚手書きをさせていただいています。葉書に描かれた誠実で美しい絵には、不釣り合いな稚拙な字ですが、一所懸命に書かせていただいています。外に目を遣ると、暑い空には入道雲が湧き出る如く居座っています。夏の雲は「動かざること山のごとし」風林火山の一文を思い出させてくれるほど動きません。不動の心を持っているがごとく、微動だにいたしません。私の心も、あの入道雲のように堂々としていたいと思いながらも、小さな出来事で揺れ動く自分の気持ちが情けなくなります。己の未熟さを入道雲から教わりました。まだまだ修行が足りません。

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