回想法で「記憶」と「人の尊厳」を取り戻せ!!(日本が誇る戦闘機、零戦)

本日は日曜日、「デイサービスこもれび」も休みです。ただ、お一人、利用者様が出勤されます。4月になって「こもれび」を利用されるようになられた男性の方です。90歳になられます。認知症がそこそこ進まれていますが、まだなんとか独居生活ができている状況です。出勤されるというのは、この利用者様はデイサービスに出勤しているように思われているからです。この利用者様は、戦争中、戦闘機(ゼロ戦)の操縦士をされていました。非常に優秀な方だったそうです。雰囲気、立居振る舞い等から、鈍感な私にもそれは分かります。以前もお話ししましたが、この利用者様はゼロ戦の操縦士だったことに誇りを持ち、それがアイデンティティ(これがあるから自分だという証明、自己証明)なんだと想像がつきました。今日の日曜日も「デイサービスこもれび」に新聞を読みに来られました。いつも「ここで読む新聞が楽しみで。」の一声で「こもれび」に入って来られます。私は、この利用者様に過去を思い出していただき、記憶を少しでも多く取り戻し、人としての尊厳を呼び戻してもらいたいという思いで、「ゼロ戦」の本2冊とDVD2本を購入しました。新聞を読まれていた時に、DVDをかけました。途中で気が付き、「これは珍しいものを見せていただける。」といって食い入るようにテレビの画面に目を向けていました。その時の集中力、目は澄んでいますが視線の鋭さ、これが90歳かと信じられない光景でした。少しは回想法的な効果があったようにも感じました。独居であろうが、間違いなく住み慣れた自宅でいつまでも生活を続けられることが、高齢者の方にとって一番の幸せだと思っています。そしてそれが、「デイサービス」にとって一番大切な使命だと思っています。

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