老いと喪失! 死への恐怖に二つあり! 生存本能から来る恐怖!! 思いやりによる恐怖!!!
「中央公論」という雑誌の6月号の特集が、「老いと喪失」「死と向き合う思想」でした。その中の一つに「利己的な生と公共的な死」という題名の文章がありました。その文章の中にこんな箇所がありました。「死への恐怖には二つある。一つはすべての生物が持っている生存本能によるものだ。熱さ、痛さ、寒さなどから逃れようとする逃避本能や、危険から生き残ろうとする闘争本能等、死への恐怖もこの生存本能から来ていると考えられる。もう一つ、人間特有の死への恐怖として、共感力から来る喪失感がある。自分が死んだら誰々が悲しむ、親は子供がどうなるのかと考える等、相手に対する思いやりによる死への恐怖である。さらに、絆がなくなるという喪失感や孤独感もあるだろう。」人は、人と繋がって幸せを感じるのだと思います。そして最も大切なのは、「共感力」だと思います。 (所在地:愛媛県西条市小松町大頭甲118-2、デイサービス)