生活リハビリの達人が説く!「待ちの介護」の大切さ!!
季節は処暑になり、暦の上では少し秋めいてくる頃です。現実は残暑が厳しく、まだまだ熱中症に注意が必要な気候です。今月も暑い中、京都の与謝野町から生活リハビリの達人、松本健史先生が機能訓練の指導のため、「デイサービスこもれび」に来所されました。いつものように利用者様の機能訓練の指導をしていただき、その後 職員の機能訓練の知識、技術を向上させるため職員研修を行いました。今月、私が気になった言葉は、「待ちの介護」です。例えば、椅子から車椅子に移る時、職員が直ぐに移乗の介助をするのではなく、できるだけ利用者様の力で立ち上ってもらう。そのために少し待つ、これが大切だということでした。もちろん利用者様が立ちやすい体制を作っておく必要はあります。この「待つ」と言うことはどういう事でしょう。「待つ」とは、相手方主導で、相手方のリズムで動くことです。仕事は、自分のリズムで動く時、非常に心地よく楽に感じます。「待つ」とは、自分のリズムを壊し、利用者様のリズムで動くということです。「待つ」とは、自分との戦いだとも言えます。この「待つ」が無ければ、自立支援にはならないと思います。「デイサービスこもれび」は、生活すべてを機能訓練に変えたいと思っています。