人形の不思議さ!(ドールセラピー、人形療法)

cimg8299cimg8350cimg8351cimg8356cimg8357cimg8352cimg8355cimg8354cimg8362cimg8364昭和54年、私は初めて老人福祉の世界へ足を踏み入れました。当時は就職難の時代で、絶対に老人福祉をしたい。そんな崇高な思いがあるでもなく、とにかく仕事にありつこうなどと言う品性の欠けらもない考えで特別養護老人ホームに就職しました。特別養護老人ホームの存在さえ知らない私にとっては、そこは今までに見たこともない別世界でした。その別世界で一番最初に衝撃を受けたのが、人形を我が子のように背負った80歳くらいの女性でした。人形も大きなキューピーでした。今のようにリアリティーのある人形ではなく、大きなキューピーであったことが、私の衝撃度を更に増幅しました。この女性は、自分の息子さんさえも判別できないほどの重度の認知症でした。私が就職した時には、すでに入所をされていたので、その人形を家族の方が渡したのか、ホームのスッタフが用意したものか分かりませんでした。ただ言えることは、意識をしている、していないに関わらず、結果的には稚拙ではありますが「ドールセラピー」になっていたように思います。最近「デイサービスこもれび」に「ドールセラピー」を必要とされる女性の方が、利用者様として来所されるようになりました。今回は、私の経験と知識を駆使して効果的な「ドールセラピー、人形療法」を展開していきたいと思っています。

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