老人は何処へ行く!その時、地域は!!!

超高齢社会、少子化、人口減少、等これらの現象が、日本経済だけでなく介護制度、介護環境、介護事業にも多大な影響を与えようとしています。今、要支援の認定を受けた高齢者の方々を、介護保険から除き総合事業(市町村の事業)に移しました。近い将来、要介護1と2の高齢者の方も総合事業に移ると言われています。国は「集いの場」と「有償ボランティア」の育成を、市町村に求めてきていると言われています。インセンティブ、いわゆる交付金という市町村にとっては命綱とも言われる強烈な「アメとムチ」を使います。「集いの場」と「有償ボランティア」これらの受け皿ができた時点で、総合事業の対象者が「デイサービ」を使えなくなり、訪問介護から「生活支援」が完全に消えるとも言われています。高齢者が急増し、働く世代の人達が急減している現代社会ではしかたない事かもしれません。願うことなら「集いの場」や「有償ボランティア」が高齢者の方々にとって有効で有益なものであることを強く希望します。総合事業なるものは、結局、要支援や要介護1、2の認定を受けている高齢者を地方や地域に押し付けたように見えます。高齢者の人口が増えているにも関わらず、全国の「老人クラブ」の数が急減しています。理由は人のお世話はしたくないということです。私は現在、西条市小松町の石根地域に住んでいます。いわゆる「田舎」です。40年近く前に小学校のPTA会長をしました。その当時、地域に息苦しさを感じていました。強い絆や人間関係を求められていました。行事等の協力は強制的でもありました。自分が役を受けたときには、他人に協力を仰がなければならないから協力をしておかなければならないという思いが、協力させた要因でもあったように思います。新居浜市という少し人口の多い街から移住してきた私にとっては、非常に息苦しい社会でした。ただ、時間の経過とともに「この息苦しさ」こそが「地域の教育力」だと感じるようになりました。今、私の住んでいる地域から「この息苦しさ」の姿が見えません。どこかに隠れているのでしょうか。いや、消え去りました。古き良き時代の地域コミュニティーは、もう帰ってきません。新しい形の地域コミュニティーが必要です。高齢者を地域で見守らなければいけなくなれば、新しい形の地域コミュニティーができるだろう。そんな楽観的な考え方があるかもしれません。地域つくりは、そんな簡単で甘いものではないと思います。そして、たくさんの高齢者の方々が犠牲になると思います。

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