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「エアー杖」は魔法の杖!!「杖歩行」へと続きます!!!

「エアー杖」、不思議な言葉です。魔法使いの持ち物ではありません。現在「手引歩行」と言って、歩行の介助を行う際、介助者が前に立ち介助される人の両手を持ち、引きながら誘導する方法がよく行われています。短所は、介助者が後ろ向きに歩くため危険です。前に介助者が立つので、前が見えず気持ちが閉鎖的になります。介助者主導の動きになります。自発性も欠けてきます。そこで「エアー杖」の出番です。介助者の片方の手の平に、介助される人が片手を乗せます。介助者は横からの歩行介助となります。歩行介助を受ける側は、前が見えます。開放的です。自発性を発揮します。主体性もでてきます。介助者の手の平が「杖」となります。まさしく「エアー杖」です。エアー杖の後には、本物の杖が待っています。「杖歩行」です。自立支援のためには、利用者様の思いに気づき、利用者様の力を活かす。「動き出しは本人から」の介護です。高齢者の自立は甘いものではありません。理学療法士や作業療法士が10分や15分程度実施したから可能になるようなものではありません。「生活動作すべてがリハビリテーション」という考え方が絶対に必要だと思います。昨日、生活リハビリの達人、「松本健史先生」に来ていただきました。今月も「デイサービスこもれび」で「生活リハビリ研修」を実施しました。

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