真のコミュニケーションリョク(力)とは! 言葉の奥底にあるもの!! それを知らねば!!!
2年ほど前にデイサービス(通所介護事業)のセミナーでコンサルが次のように言っていました。「昭和8・9年より前に生まれた方と後に生まれた方では、考え方や価値観が大きく異なりますよ。」と、理由は昭和8・9年以前に生まれた方は、思春期に全体のためには個(自分)は我慢しなさいと教育されてきたということです。以後に生まれた方は、思春期に戦後教育を受けてきたと言うことでした。いわゆる、全体よりも個(自分)の権利が優先するという自己主張の教育です。まあ、戦後教育のほうが良いとは思いますが、全面的に良いとは思いません。「デイサービスこもれび」には、静養室に二つベッドがあります。89歳になる女性の利用者様がいます。椅子に座っていたら、かなり疲れるそうです。この利用者様に「ベッドで休みませんか。」といつも問いかけます。必ずこんな返事が返ってきます。「大丈夫。」と、しかし、ご家族には話されるそうです。「誰もベッドで寝ていないのに!」と、いかにも思春期に戦前教育を受けてこられた方の考え方だと思いました。介護業務に携わっている者は表面的な言葉だけで判断したら駄目だと言うことを、改めて教えていただきました。勉強になりました。職員さんにもこのことは、お話しようかと思っています。言葉だけでなく、言葉の奥底にある気持ちまで感知するだけのコミュニケーションリョク(力)をつけなければと。
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