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理由を探る認知症ケア!対処方法よりも理由を探ろう!!流れ作業の中にも深さを!!!

昨晩、「理由を探る認知症ケア」の著者、「ペ ホス」さんのオンラインセミナーに参加しました。「本人に適した実践をしている人や施設は、問題行動の理由を探ることが、ケアの近道であるということを知っています。」と言われていました。そして、「人の反応プロセス」に注目しましょうと説明があり、本人にとっての場面と介護者にとっての場面の双方を考えましょうとのことでした。「人の反応プロセス」とは、①受け取る(聞く、見る、臭う、味わう、触る等)、②反応、触発が起きる(喜怒哀楽、理解、判断、配慮等)③表出する(行動、言葉、表情等)です。時にはこの関わり方を180度変えてみることも必要ではなかろうかとのことでした。最後に一つ質問をしてみました。「多忙な施設職員が、理由を探る時間をどう取ればよいのか。」と。「ケアをする前に一瞬深呼吸をして、一瞬その人に意識を向ける。それだけで良いのです。その後は流れ作業に入っても良いです。」と説明されていました。施設職員は非常に多忙です。それでも流れ作業の最中であろうが、ケアをする前に一呼吸する。一瞬でも意識を利用者様に向ける。これが大切だと言われていました。そしてその一瞬一瞬を積み重ねて行くことが重要だと思いました。セミナーの中でこんなフレーズがありました。「流れ作業の中での深さ」これを大切にしたいと思っています。