「察し」と「思いやり」! 介護に大切なもの!! 日本人にあったもの!!!
昔、読んだ本に日本人は「察する」という能力に秀でていると書かれていたのを思い出します。「日本人の意識構造」という本です。「会田雄次」さんが書かれたものです。1972年(昭和47年)に初版が出されています。私が読んだのが昭和48年でした。50年近くになろうとしています。「察する」という才能が磨かれたのは、島国で農耕民族であることと、本当の狩猟生活(大きな獣)をしたことがない事によると書かれていました。「狩猟」という共同作業には危険が伴います。したがって明確な言葉によるシグナルを発信する必要が生じます。そこには、「察する」というコミュニケーションは必要ではありません。農耕生活をしていた日本人には、「察する」という感性が磨かれました。そして「察する」ためには、「思いやり」が必要と書かれていました。ここに、日本独特の「察し」と「思いやり」というコミュニケーションのありかたが出来上がったそうです。「察し」と「思いやり」は介護、福祉に一番必要なものだと思います。
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