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いよいよベールを脱ぎます。「デイサービスこもれび」の呼吸法・太極拳体操等

「デイサービスこもれび」では、朝一番で利用者の皆さんに季節感を持ってもらえるようなお話をします。毎日です。認知症になって最初になくなるのが「時」に対する感覚、認識だからです。全員でラジオ体操をした後、いよいよ本番です。武道歴40年の職員がすべての経験・知識を駆使して、認知症に有効であると言われている運動を実施しています。まず呼吸法です。「呼吸」は読んで字のごとく、先に息を吐きます。吐くことが大切です。それも、ゆっくり静かにです。ゆっくり息を吐くと体が緩み、重心が下がって、気が落ちてくるのを実感できます。これらの体操を始めて1年3か月ほどが経過しました。利用者の方々も半数ほどは実感されているように思われます。次にヨガ体操、太極拳体操、そして指体操へと続きます。「ヨガ体操、太極拳体操」ではゆっくり動くことを心がけています。ゆっくりした呼吸、ゆっくりした動きが自律神経を整えるからです。「デイサービスこもれび」では更に、自分の気持ち、意識でこのゆっくりした呼吸とゆっくりした動作を一致させるようご指導しております。そしてそこから生れてくる集中力、これがまた、認知症対策としては有効なものだと思っています。高齢者の精神衛生上にも良い方法だとも思っています。私は、毎日30分ほどこれらの体操行っていますが、一番重要視しているのはその間、利用者の方々一人一人と無言のコミュニケーションを取っているということです。「以心伝心」、「察しと思いやり」これらの気持ち、能力を磨くことが、認知症対策として非常に有効だと信じています。30分ほどご指導した後、私はいつもぶっ倒れるほど疲労困憊しております。それほど気持ちを込めています。この後、他の職員と変わって棒体操等に続きます。指体操等については、次回書かせていただきます。